設備工事
Equipment work
太陽光発電設備
Photovoltaic facility

太陽エネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽電池は,初期にはもっぱら人工衛星の電源、灯台や無線中継基地局・山小屋等の電源として利用されていたが、 近年は一般の住宅や集合住宅・ビルでの利用、地震等災害時の公的施設での電源確保用の利用も進んでいる。エネルギー源は太陽光であるため環境を汚染する排気ガスが発生せず、 需要場所の近くに設置することができる。また可動部がないためメンテナンスが容易といった特徴があります。
受変電設備
Electrical substation equipment

建築物に供給される電気は、一部自家発電による電気の供給を除き、ほとんどが電力会社から供給されています。電力会社が保有している発電設備や変電設備は、多くが都心部から離れた場所にあり、電気を使用する都心部までは数十km~数百kmを送電しなければならず、電圧を高めて送電ロスを小さくしています。 数万ボルト~数十万ボルトの電圧では需要家で使用することが出来ないため、このような高い電圧で供給される場合、照明やコンセント、空調動力などで使用することができる低い電圧に変換しなければいけません。高圧受変電設備は、電力会社から6.6kVや3.3kVで受電し、負荷設備の使用電圧である100Vや200Vに変成し、負荷設備に配電するための設備です。
空調設備
Air conditioning

空調とは空気調和の略で、室内(または特定の場所)の空気の温度、湿度、気流および清浄度を、その室の使用目的に適する状態に保持することです。 このように空調は、空気の状態を人工的に調整するいくつかの操作を組み合わせた技術であり、その操作の過程は次のように分類されます。
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01
空気の冷却・加熱(顕熱の変化)
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02
空気の減湿・加湿(潜熱の変化)
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03
気流の調整(速さ,方向,流れの経路など)
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04
空気の浄化(じん挨・細菌などの除去,炭酸ガス・一酸化炭素・臭気などの希釈または除 去,イオン量の調整など)
このほか付随的に起こる問題として、空調関係の設備機器から発生する騒音や振動を処理することも重要です。 空調は、人間の快感や保健を目的とする快感空調(快適空調ともいう)と、物品の製造や貯蔵を目的とする産業用空調とに分けられます。
衛生設備
Sanitation

給水設備
水は人が居住し生活を行うところには,常に欠くことのできないものである。さらに、上水は 清澄にしてかっ豊富に供給されるものでなければならない。 給水設備は、流し、洗面器などの衛生器具やシャワー、洗浄弁などの装置に,上水を十分な量と適切な圧力とで供給するために設けられる配管設備である。
排水設備
排水設備とは、土地や建物などの所有者または管理者が、その敷地内の排水を公共下水道に流入させるために必要な排水管きょ、その他の排水施設をいい、これが不完全であると公共下水道に悪影響を与えるので、設置方法や構造は公共下水道に準じて施工しなければなりません。 特に、分流式は、汚水が雨水管に誤って流入することがないようにするとともに、雨水の汚水管きょへの混入や汚水ますから雨水の浸入がないように十分注意して施工を行います。